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【まぜこぜエクスプレス】Vol.28 アルコール依存症は病気 体験通じユニークに発信 月乃光司さん (4/4ページ)

2014.10.15 16:15

パフォーマンスイベント『こわれ者の祭典』の舞台に上がる月乃(つきの)光司さん(左)と、一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(山下元気撮影)

パフォーマンスイベント『こわれ者の祭典』の舞台に上がる月乃(つきの)光司さん(左)と、一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる(山下元気撮影)【拡大】

 笑いをとり、当事者のみんなと一緒に笑う。そして詩の朗読では、生きづらさを抱えるすべての人たちに向けて「仲間だ!」とすごい迫力で叫び、涙を誘う。

 「生きづらさを抱えている人の居場所として、きっかけ作りがしたい。セルフヘルプグループの紹介もしているので、どこかにつながってほしい」と月乃さん。

 もう22年もアルコールを口にしていないが、それでもアルコール依存症まっただ中だという。「飲んだらとまらなくなり、依存する神経伝達回路になってしまった。自分の経験から、アルコール依存症が病気であると伝えることは、ライフワークです」と優しくほほ笑む。

 「依存症になったことで、セルフヘルプグループにめぐり会えた。自分も周りも傷つけてきたけど、結果としてはよかったと思えます」

 生きづらさを感じる人、そのことを認めるのを躊躇(ちゅうちょ)している人は、ぜひ『こわれ者の祭典』のイベントへ。

 気づき、癒やされ、孤立からはい出る光が射すだろう。(女優、一般社団法人「Get in touch」理事長 東ちづる/撮影:フォトグラファー 山下元気/SANKEI EXPRESS

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