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【野口裕之の軍事情勢】鳩山元首相を「政治的禁治産者」扱いに (3/5ページ)

2014.10.20 06:00

首相在任中の2010年4月4日、一般人を招いた懇談会「リアル鳩カフェ」で着用し、酷評された鳩山由紀夫氏の5色のチェック柄シャツ。何やら迷走ブリを象徴していたかのようだ=首相官邸(共同)

首相在任中の2010年4月4日、一般人を招いた懇談会「リアル鳩カフェ」で着用し、酷評された鳩山由紀夫氏の5色のチェック柄シャツ。何やら迷走ブリを象徴していたかのようだ=首相官邸(共同)【拡大】

 《1880~90年代は欧米列強の植民地政策が蔓延し、欧米を手本としていた日本もこれに倣い海外に進軍した。清朝時代の中国は不安定で、日本にとっては「手を下す絶好のチャンス」。こうして日清戦争が勃発した。だが、他国を侵略して自らの植民地とするこのようなやり方が間違っていることは明らかで、絶対にしてはならない》

 当時の国際情勢や日本と清国、ロシア、朝鮮との安全保障関係を全く無視した乱暴な侵略説。しかし、日本政府を率いた宰相=鳩山氏は、沖縄県石垣市の「尖閣(諸島)は中国から見れば盗んだと思われても仕方がない」「中国にも中国の言い分がある」などと、日本政府の一貫した立場を無視するどころか否定しており、驚くには当たらない。振り返ると、鳩山氏が首相の座にいた9カ月間は安全保障上の深刻な危機だった。

 米軍普天間基地移設に関し、鳩山氏は「基本的には県外、できれば国外」と公言し、日米関係を冷え込ませた揚げ句、撤回に追い込まれ沖縄県人を絶望させた。言い訳は「学べば学ぶにつけ(沖縄の海兵隊で)抑止力を維持できるという思いに至った」。日米同盟のイロハも知らぬ自衛隊最高司令官=鳩山氏は「トップの首相が大バカ者であれば、そんな国が持つわけがない」と臆面もなく訓示したが、奇跡的に「国は持った」。

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