室内待機のレベル
北京の大気汚染データをインターネット上で常時公開している在中国米国大使館のサイトによると、PM2.5の濃度は18日昼過ぎから上昇をはじめ、午後7時には危険水準とされる大気1立方メートル当たりの一日平均濃度300マイクログラムを突破。
19日未明には最高値の442マイクログラムを記録し、北京国際マラソンが開催された午前中の大半で今年最悪のレベルとなる400マイクログラム台で推移した。
PM2.5について世界保健機関(WHO)の指針では大気1立方メートル当たり25マイクログラム以下が健全な数値とされ、日本の環境省は自治体が住民に注意を呼び掛ける目安となる暫定指針値を70マイクログラムと定めている。400マイクログラム台は、通常ならば外出を控え、室内で過ごすことが望ましい水準だ。