【牧野直子の健康ごはん】
おいしいものがたくさん出回る秋は「食欲の秋」といわれ、うっかりすると太ってしまうこともあります。毎日、決まった時間に体重を計り、少し増え気味だったら、食事の量を見直しましょう。
体重が増えるということは、大人の場合もちろん成長しないですし、筋力トレーニングなどで筋肉量を増やしたりしない限りは、体脂肪が増えていきます。そしてその原因は、消費するエネルギーより摂取するエネルギーが多いから。外食でカロリーコントロールするのはなかなか難しいので、弁当を持参するのも一つの手段ですね。
そこで、秋の味覚満載で500kcal以下の低カロリーな弁当の出番です。主役のキノコの炊き込みごはんはカロリーが低くて、カサ増しになるキノコをたっぷり入れました。キノコはかみごたえもあるので、ゆっくり食べることを促し、満足感が得やすくなります。
炊き込みごはんは塩分のない白飯と比べると、しょうゆなどで味つけされているため、塩分が多くなるので、合わせる主菜、副菜の味でバランスをとります。白飯には塩鮭や鮭の照り焼きでもよいのですが、炊き込みごはんなので今回は辛味がきき、風味豊かなゆずこしょうを味のアクセントにして塩分を抑えました。