サイトマップ RSS

【取材最前線】「写真を見て」遺族の思い (2/2ページ)

2014.10.25 17:40

噴火から3日目を迎えても激しく噴煙が上がる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)山頂付近=2014年9月29日午前、長野・岐阜県境(本社ヘリから撮影、甘利慈撮影)

噴火から3日目を迎えても激しく噴煙が上がる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)山頂付近=2014年9月29日午前、長野・岐阜県境(本社ヘリから撮影、甘利慈撮影)【拡大】

  • 【御嶽山噴火】被害状況(2014年9月28日~10月1日)。※2014年9月27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)が噴火した。
  • 長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)=※カシミール3Dで作製
  • 常時観測対象の47火山=2014年9月27日現在
  • 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)

 9月29日以降は、毎日のように遺族取材を行った。愛する家族を亡くした直後に取材に応じてくれる遺族は少ない。それでも、「今後、少しでも安全に山登りができるように」と、取材に応じてくれた方もいた。夫を亡くした長野県の女性はその一人だ。

 女性の夫は、頂上付近で噴火に巻き込まれたのだが、噴火の瞬間をデジタルカメラに収めていた。写真は激しく立ち上る噴煙から逃れようと必死に走る登山者の姿を捉えていた。「この衝撃的な写真を多くの人に見てほしい」。最愛の夫を亡くし、悲しみにうちひしがれる中で、きぜんと取材に応じたのには、こうした思いがあった。

 御嶽山の噴火で犠牲となった人のほとんどが、噴石が直撃したことによる損傷死だった。「写真なんか撮らずに逃げればよかったのに」。女性は何度もそう口にしていた。

 「山の安全のために」。辛い状況の中で取材に応じてくれた遺族の思いを少しでもくむことはできただろうか。来春以降、残る行方不明者7人の方が見つかることを願ってやまない。(大橋拓史/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ