実験の間は、新鮮な食料は食べられず、ドームの外に出るときは宇宙服を着用しなければならない。外との連絡は電子メールだけで、しかもネットの接続には、火星での想定と同じ20分もかかる。
6人を率いるマーサ・レニオ隊長(34)は再生可能エネルギーのコンサルタント会社の起業を目指しているという。他のメンバーもNASAの航空宇宙技術者、米軍の無人機の技師、大学院生など幅広い。
ビンステッド氏はAFPに対し、「リアリティー番組とは逆に、ドラマが起きないような人たちを選んだ。互いに歩調を合わせ、団結してやっていける冷静な人たちだ」と説明した。
実験では共同生活の様子をモニターし、心理状態の変化がミッションに与える影響を調べる。また、メンバーの話す声の大きさやメンバー同士が話す距離の近さなどを測定し、そこからメンバーの間でいさかいが起きていないかや、誰かが孤立していないかを外部から把握するといった実験も行うという。