カレーに組み合わせた胚芽精米は、米粒の先にある三日月形の黄色い部分(胚芽)を残した米です。この胚芽にはビタミンB1、E、食物繊維などが多く、ビタミンB1は白米の4倍、食物繊維は3倍ほど含まれるので、疲れやすい人や便秘気味の人にはおすすめの主食です。そのまま食べるのに抵抗がある人はカレーとなら相性もよく食べやすくなるでしょう。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「料理と栄養の科学」(新星出版社)、「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)。