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名乗り出た“英雄”非難の嵐 ビンラーディン射殺のシールズ元隊員、米紙にインタビュー (2/3ページ)

2014.11.8 00:00

国際テロ組織アルカーイダの最高指導者で、2011年5月殺害されたウサマ・ビンラーディン容疑者(AP)

国際テロ組織アルカーイダの最高指導者で、2011年5月殺害されたウサマ・ビンラーディン容疑者(AP)【拡大】

  • パキスタン・アボタバード

 そして、シールズの中でも最も優秀な「チーム6」が遂行したビンラーディン容疑者暗殺作戦に参加することになった。

 パキスタン北部の潜伏先の邸宅の庭にヘリコプターから降下したときの心境についてオニール氏は「生きて帰れるとは思わなかった」と振り返った。寝室に侵入し容疑者と遭遇し、15秒間で冷静に頭部に銃弾3発を撃ち込んだという。

 実はオニール氏は昨年2月に、「ザ・シューター(狙撃者)」という匿名で米誌エスクワイアのインタビューを受けた元隊員と同一人物。この時も「床に倒れた彼の頭部は割れ、脳みそがこぼれていた。死んでいるのは明らかだった」「彼は撃たれる前、近くにいた女性を盾にしようとした」などと、克明に明かしていた。

 そして、「退役後は離婚し職もなく、特殊部隊への在籍は16年だったので、20年の在籍で得られる年金や医療保険もない。政府はそんな俺を無視している」と不満をぶちまけていた。

 「公ではしゃべらず」

 軍関係者は、任務の内容を得意げに話す“シューター”のおきて破りに激怒。特殊部隊の元隊員ら退役軍人で運営するニュースサイト「SOFREP(ソフレップ)」が、今度はFOXニュースのインタビューを受けるという情報を察知し、今月3日に本名を暴露したことから、オニール氏本人が名乗り出た。

「本当に射殺した隊員は決して公であんなことはしゃべらない」

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