3波にわたる計20回以上の攻撃。洋上から発射した巡航ミサイルは47発に上り、最新鋭のステルス戦闘機も初投入した-。米国防総省は23日、前日の22日に実施した初のシリア空爆の概要を明らかにした。8月以降、イラクで行ってきた限定空爆に比べると攻撃対象は地理的に広がり、用いられた兵器も多彩。当初の予想を超えた“次元の異なる”攻撃には、失敗は許されないという米政府の強い決意がにじんだ。米軍は23、24の両日もシリア東部を空爆し、装甲車両などを破壊した。
「イスラム国」拠点たたく
22日の攻撃対象は過激派「イスラム国」と国際テロ組織アルカーイダ系グループ「ホラサン」。攻撃第1波は米東部時間22日午後8時半(シリア時間23日午前3時半)ごろ始まった。紅海に展開するミサイル駆逐艦アーレイ・バーク、ペルシャ湾のミサイル巡洋艦フィリピン・シーから発射された巡航ミサイル「トマホーク」により、イスラム国が「首都」と称する北部ラッカと、「ホラサン」が拠点を置く北部アレッポの周辺に攻撃が加えられた。