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【アジアの目】インドネシア・ジョコ大統領の「働く内閣」 軍の支持が鍵 (4/4ページ)

2014.11.16 17:00

インドネシア・首都ジャカルタ

インドネシア・首都ジャカルタ【拡大】

 同様に国軍をいかにコントロールするかも重要だ。ユドヨノ前大統領は、自身が改革派の将校といわれつつ、軍での実績を背景に影響力を保持した。しかし、ジョコ大統領は軍隊経験、人脈がほとんどない。ユドヨノ前大統領でさえ、軍の支持を得るために、兵士の待遇改善に腐心したこともある。

 ジョコ新内閣では、政治・法務・治安担当調整相に元海軍参謀長のテジョ・エディ・プルディヤトノ氏(62)を任命。また、国防相には、やはりメガワティ氏側近のリャミザード・リャクドゥ元陸軍参謀長(64)を起用した。2人は、ともに国軍時代に治安維持などを理由に強権を振るったことで、国民人気が極めて低いものの、国軍内での影響力は強い。

 「ジョコ氏は組閣で妥協を強いられた」(現地紙ジャカルタ・ポスト)との批判はあるが、果たして、この内閣が5年間続くのか、それとも早期に内閣改造を迫られるのか、先行きに注目したい。(編集委員 宮野弘之/SANKEI EXPRESS

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