安倍首相は、10日に中国の習近平国家主席(61)と初会談するなど日中間の新たな動きに言及し、「安定した日中関係を築いていきたい」と意欲を示した。航空機・艦船の偶発的衝突を避けるための日中防衛当局間の「海上連絡メカニズム」構築の合意なども説明した。
日米豪首脳会談が開催されるのは第1次安倍内閣時代の2007年9月以来、2回目。
一方、日米両政府は16日、開発途上国の温室効果ガス削減と気候変動への対応を支援する「緑の気候基金」(GCF)に対し、両国で最大45億ドルを拠出すると表明した。日本は最大15億ドル、米国は最大30億ドルを拠出する。日米両国以外ではこれまで、ドイツが最大10億ドル、スウェーデンが約5.5億ドル、韓国が1億ドル拠出することをそれぞれ表明している。(ブリスベン 阿比留瑠比/SANKEI EXPRESS)