アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席するため、北京国際空港に到着した韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領。一人でタラップを降りる姿は、外交的孤立が危惧され、国内でも非難されている現状とダブって見える=2014年11月9日、中国・首都北京市(新華社=共同)【拡大】
韓国が竹島問題に拘泥しているうちに周囲の外交は目まぐるしく動いた。バラク・オバマ米政権は情報機関を束ねるジェームズ・クラッパー国家情報長官(73)を北朝鮮に派遣し、拘束されていた米国人2人の解放にこぎ着けた。朝鮮日報社説(11月10日)は「外交で重要なのは、相手に対する好き嫌いの感情ではなく、『国益』だと思い知らされた」と評価した。
歴史問題で韓国と歩調を合わせ、安倍晋三政権を糾弾し続けてきた中国の習近平国家主席(61)が一転、日中首脳会談に応じたことについても、中央日報日曜版(11月9日)は社説で「好悪を離れ、国益追求が外交の本質であることを示す“事件”だ」と伝え、ひるがえって韓国は「疎外される可能性を懸念し、苦心するしかない立場になった」と指摘した。