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【佐藤優の地球を斬る】加藤前ソウル支局長の自由回復願う (1/4ページ)

2014.11.22 11:50

ソウル中央地裁=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)

ソウル中央地裁=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)【拡大】

  • 合同焼香所で、セウォル号沈没事故の犠牲者遺族に詰め寄られる韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(右端)。北朝鮮は事故対応で朴政権を糾弾する世論が韓国で強まると、その尻馬に乗って非難のトーンを上げ始めた=2014年4月29日、韓国・首都ソウル郊外の安山(聯合=共同)
  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)
  • 産経新聞社の加藤達也前ソウル支局長=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)
  • 【韓国旅客船沈没】韓国旅客船「セウォル号」の航路=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる

 往復書簡に返信

 筆者は、産経新聞社の加藤達也前ソウル支局長と往復書簡を交わした。加藤氏は、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領について書いたコラムをめぐって韓国検察に名誉毀損(きそん)で在宅起訴され、韓国からの出国が禁止されている。11月8日付の紙面で紹介した往復書簡を受け、筆者が送った返信の手紙の要旨を紹介したい。

 独裁王朝の不敬罪裁判

 <加藤達也様、心のこもったお返事をどうもありがとうございます。何度も読み返しました。私がもっともショックを受けたのは、≪最後の取り調べとなった10月2日、ソウル中央地検の担当検事は私に大統領府との和解について確認し、私が具体的な動きがないことを伝えると失望していました。検察は、大統領本人はおろか、その周辺に「処罰意思の有無」を確認することもできなかったのです≫というくだりです。被害者とされる人物の「処罰意思の有無」を確認せずに行われる名誉毀損が刑事事件化されるなどということは、国際基準の民主主義国ではありえないことです。まるで独裁王朝における不敬罪裁判のようです。

佐藤優氏が送った返信の手紙の要旨

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