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【This Week】(11月24~30日) 24日に交渉期限 イラン核問題、3つの可能性 (1/3ページ)

2014.11.24 08:35

オーストリア・首都ウィーン

オーストリア・首都ウィーン【拡大】

  • イランの核関連施設=2013年11月24日現在

 イラン核問題の包括解決を目指し、ウィーンで開かれている欧米など6カ国とイランの協議が24日、交渉期限を迎える。各国外相間の会談を軸に大詰めの協議が続いているが、最終合意は困難との見方が広がっており、原則的な「枠組み合意」をまとめた上で交渉を延長する可能性もでてきた。「合意」「決裂」「延長」の3つの可能性と、将来に及ぼす影響を探った。

 検証に残る不安

 合意に向けた課題は(1)イランのウラン濃縮能力をどの程度残すか(2)対イラン経済制裁の解除の手順-などだ。合意すれば、国連安全保障理事会が禁じるイランのウラン濃縮が事実上、容認される方向で、経済制裁が解除されれば疲弊する経済に大きな救いとなる。

 バラク・オバマ米大統領(53)は今月上旬、合意の目標は「検証可能で、核兵器開発は不可能と保証」することだと強調。ただし、合意を急ぐ余り、「検証」に関する取り決めが厳格さを欠く可能性も指摘される。

核開発争い懸念

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