延長で合意しても難題が残る。共和党が上下両院の過半数を制した米国では、イランに対する強硬な意見が強まる可能性があり、融和路線を進めるイランでもハサン・ロウハニ大統領(66)の立場も苦しくなる。未知数の部分が多く、「延長で簡単に解決できるわけでもない」(フランクワルター・シュタインマイヤー独外相)との声も聞かれる。 (ベルリン 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)
■イラン核問題 2002年、イランの18年にわたる核開発計画を在米の反体制派が暴露した。国際原子力機関(IAEA)は11年、イランの核兵器開発疑惑を指摘。解決に向け協議を続けた欧米など6カ国とイランは昨年11月、6カ月間の第1段階の措置(共同行動計画)に合意した。今年1月、イランは濃縮度5%超のウラン製造を凍結、見返りとして欧米は対イラン制裁の一部を解除。6カ国とイランは2月、包括解決に向けた交渉を開始したが、当初の交渉期限だった7月20日までの最終合意を断念、期限を今月24日まで延長した。