最近では何かブームになると、すぐに「○○女」とか「○○男子」という言葉が誕生する。そのなかのひとつ、「歴女」はだいぶ市民権を得た造語となった。日本史、とくに戦国時代や幕末にはまる女性たちのことで、歴史モノのゲームや漫画をきっかけに現れた言葉のようだ。
にわかなブームに乗ってその道に足を踏み入れたわけではない、筋金入りの「歴女」たちを先日取材した。
徳川家康の東軍と石田三成の西軍が天下分け目の戦いを繰り広げた岐阜県関ケ原町。寒風吹きすさぶ合戦場の中心地に昨年、「ココカフェ」がオープンした。店を1人で切り盛りしているのが伊藤理絵さん(34)。旅行で各地の史跡を訪ね歩くなかで、地元の歴史を語ってくれるのは高齢者ばかりだということに気がつき、「若い世代にも歴史を伝えていかなければ」との思いを抱いたという。関ケ原町内にある民間の歴史体感施設の館長を2年ほど務めたあと、歴史の舞台でカフェを開くことを決意した。