共和党予備選への出馬が取り沙汰されている候補者の中では、唯一の女性であり、企業経営者という経歴からも、「自らを際立った存在であると自任している」(ポスト紙)といい、指名獲得に自信を示している。
フィオリーナ氏は1954年9月に南部テキサス州オースティンで生まれた。スタンフォード大卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のロースクールに入学するが中退。企業の受付や教師など職も転々とする。
悲運のトップ
80年に米通信大手AT&Tに入社すると、昇進を重ね、95年にシステム部門の上級副社長に就任。その手腕が認められ、99年にHPのCEOに招(しょう)聘(へい)された。米経済誌フォーチュンが選定する米国の有力20社のトップに女性が就くのは初めてで大きな注目を集めた。
2002年にパソコン大手コンパックとの合併を主導したが、業績悪化を招き、05年に突如解任され、悲運の女性トップとして再び注目を集めることに。半生をつづった自著『私はこうして受付からCEOになった』(邦題)では「諦めなければ結果は必ずついてくる」と女性たちに奮起を呼び掛けていた。