フランク・ロイド・ライトの設計の一番の特徴は、自然と調和したプレイリー・スタイル。深い庇(ひさし)や低い屋根で水平性を強調、屋内は壁を解き放ち、開放的な空間を演出している。その初期の代表作が銀行家、アーサー・B・ヒュートレイ邸宅で、1902年に竣工(しゅんこう)した=2014年10月14日、米イリノイ州シカゴ郊外のオークパーク(緑川真実さん撮影)【拡大】
また音楽ファンにとっては、シカゴといえばブルース。「黒人の魂の歌」としてのイメージが強いブルースは、19世紀後半に米国南部でアフリカ系アメリカ人の間で広まった労働歌が発展した音楽だ。20世紀に入った第二次大戦の前後、シカゴに黒人たちが移住し、バンド形式に進化して、ジャズやロックンロールにつながっていった。
シカゴの代表的なクラブの一つ「キングストン・マインズ」で定期的に演奏しているマイク・ウィーラーさん(53)は「ブルースには泥臭いイメージがあるかもしれないが、トレンドの音楽もいれて進化している。僕はマイケル・ジャクソンも好きでよく聴いていた。若い人も、とにかく一度見て聴いて感じてほしい」と話していた。(文:藤沢志穂子/撮影:フリーカメラマン 緑川真実(まなみ)/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■シカゴのサイト(日本語版) www.choosechicago.jp/
■知られざるアメリカを紹介する公式ガイドサイト「ディスカバー・アメリカ」 www.discoveramerica.jp