サイトマップ RSS

【勿忘草】日本代表の「機器」 (2/2ページ)

2014.12.4 10:50

大勢の人が見守る中、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載して打ち上げられるH2Aロケット26号機=2014年12月3日午後1時22分、鹿児島県・種子島(共同)

大勢の人が見守る中、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載して打ち上げられるH2Aロケット26号機=2014年12月3日午後1時22分、鹿児島県・種子島(共同)【拡大】

  • パブリックビューイングで小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げの瞬間を見守る宇宙ファンら=2014年12月3日午後、東京都文京区(野村成次撮影)
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の探査計画(模式図)=2014年12月3日現在。※JAXA(宇宙航空研究開発機構)、池下章裕氏の資料を基に作成
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星探査(想像図)=2014年12月3日現在。※JAXA(宇宙航空研究開発機構、提供写真)
  • 鹿児島県・種子島

 とはいっても観光名所でもなく、排水をする施設である。それなのに調圧水槽や、この日の見学会で特別に公開されていた水を排出するポンプ室に、見物人が目を輝かせている。歩き回り、写真を撮りまくり、係員の説明にも真剣に聞き入る。

 もう、対象は施設でも、機器でもないのだ。技術立国・日本のものづくりで生み出されたそれは、すでに心を持った生き物と化している。だから、「頑張っているな」「一生懸命働いてくれている」という気持ちで愛でる。工業地帯の工場見学が人気なのも、働いているお父さんのような一生懸命さと美しさを感じ取るからだろう。

 「はやぶさ2」の帰還予定の20年は東京五輪の年だ。日本人は代表選手を応援するのと同じように、再び、帰還する「はやぶさ2」に大声援を送るに違いない。(小川記代子/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ