天童 巨大災害が起きたとき同時に被災しないだろう遠隔地に逃げ場所を持っておくということは、お互いにとって精神的なゆとりとなるでしょうね。田舎というバックボーンを持てなかったり縁が切れてたりして、万一のときの避難先がない、自給自足できない、そういう不安が、無意識のうちに都市に住む人々をいらだたせている面があると思うんです。今回のような取り組みは人々の精神のあり方にも好影響を与える気がしますが、今後広げていきたいという思いはありますか。
豊島 杉戸町は首都圏から30キロと近く、地盤もしっかりしてる。畑もあるから自給自足もできる。そういう場所が後方支援自治体として名乗りを上げる。
今回、全国のNPOと結んで訓練を開催しましたが、すべてをこちらでコントロールするのは難しい。こういう集まりが増えていって、「うちは医療に特化します」とかできればいいなと。そういう場所をたくさんつくれば、首都圏直下型地震が起きたときに役に立てる。