≪四賀クラインガルテン いいとこ取りでいい 未来の扉開く「往還型」≫
実際に四賀クラインガルテンを訪れて、まず初めに実感したのは自然のすばらしさでした。澄んだ空気だったり、風景の広がりだったり。そういったものは、想像だけでは分かりません。外に出て、足を運ぶことの重要性を再認識させられます。
「豊かさ」という言葉についても考えさせられました。ガルテナー(利用者)と村民たちの暮らしは、よく言われる「貧しいけれど自然があれば幸せ」ということではなくて、食べ物も空気もおいしく、様々な知恵や知識をもつ村民やガルテナー同士の交流も濃密で、すごく文化的。本質的な意味で豊かだと感じました。
真の豊かさとは…
今回の取材を通じて思ったことは、やっぱり「人」。まず、クラインガルテンを生み出した中島さんですが、2つの逆転がその原動力となっている。
最初は、自然豊かな信州から離れて高度成長期の東京に滞在されて、自然から隔離されたその生活が、ある種の貧しさだと気づかれた。相対的にふるさとのすばらしさを発見し、そのよさを都会の人にも味わわせてあげたいと思ったことが起点になっている。