週末だけ農業、というスタイルはいいとこ取りのように思えるけれど、それで都市と農村が共存できるのであれば、いいじゃないか、と思うのです。その中で〈辛抱と寛容〉が身につくのであれば、堂々といいとこ取りをしてしまえばいい。
私たちは大量生産品や、利益率の高い贅沢(ぜいたく)品ばかりがメディアにさらされる広告社会の中で目隠しをされています。地道で利益率の低いものは私たちの目に触れることは少ない。それは誤った洗脳です。こういった施設が増え、自然と触れ合う新たな暮しの経験値を上げていく中で、本当の豊かさに気づく人が増えていくのではないでしょうか。
国をも変える
「人」の次は、「自然」。自然が天然ガスや石油に負けないぐらいの資源だということを、改めてとらえ直すことができました。農業をできる土地は、本来未来を形作るエネルギーのはずなのに、私たちはそれにあまりにも無頓着になりすぎてきた。