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シェークスピアは「詩」 歌のうまさ必要だ 宮本亜門、西川貴教 舞台「ヴェローナの二紳士」 (2/3ページ)

2014.12.8 17:15

「西川(貴教)君(右)を『シェークスピア俳優として凄い』と言わせるのが僕の仕事」と話す宮本亜門さん=2014年10月3日、東京都千代田区丸の内(寺河内美奈撮影)

「西川(貴教)君(右)を『シェークスピア俳優として凄い』と言わせるのが僕の仕事」と話す宮本亜門さん=2014年10月3日、東京都千代田区丸の内(寺河内美奈撮影)【拡大】

 宮本は「『人は恋をするとこうなる』という本質を突き、必死に生きる姿がいとおしくなる作品」と話す。ラテン音楽の味付けでカーニバル的な楽しさを出す一方、「米国版」が浮き彫りにした政治や社会の課題も織り込んだ。一部の人物をイスラム過激派に共鳴しているよう、におわせたのはその一環だ。「米国で上演された1970年代初めは時代が変わり、いろんな事象があぶり出された時期。東日本大震災の後の日本も似た状況にある。比喩の中に、家族愛から政治的なものまであらゆる要素が詰まっている」

 不思議と憎めない役

 西川は宮本の舞台に初参加。起用した理由を宮本は「シェークスピア劇は『詩』のようなもの。彼の歌のうまさとリズム感が必要だった」と話す。

 西川演じるプローテュースは、ミラノで出会った女性に惚れ込み、行動を共にしていた親友や、故郷に残してきた恋人を裏切る役。「最初は好きになれなかった」と西川。だが本音で振る舞う姿は、「いちばん人間らしい役。不思議と憎めない」と苦笑する。宮本は「誰もが持つ気持ちの代弁者でもある。お客さんは彼を見て発散できると思う」と笑う。

奏でるハーモニーは未知数

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