「男ならやってやれ!!」はオタクの少年と悪ガキ少年とアイドルを夢見る少女、幼なじみ3人(写真前列の3人)の友情と恋の物語=2014年11月20日、東京都世田谷区の世田谷パブリックシアター(田中幸美撮影)【拡大】
「まずお客さんが楽しむためにはどうするべきかというのが僕らの根源。誰にでも楽しんで帰ってもらえるところを目指す」と今人さん。
梅棒は2001年、日大芸術学部のジャズダンスサークルの男子だけのチーム、通称「メンズ」が母体になって結成された。女子が圧倒的に多いジャズダンスサークルの中で、秋の文化祭に焦点を合わせて猛特訓を繰り返すメンズは、「体育会を通り越して宗教と軍隊みたいだった。命を削ってやった」という。授業を終えるとすぐに練習が始まり、数少ない振りを繰り返し踊り続ける。それは終電を待つ駅のホームでも続いた。そうしたメンズのフラストレーションから結成したのが梅棒だ。
≪世代と性別超えた感動届ける≫
1年のうち3カ月はメンズの練習だけに没頭し、文化祭が終わると「正直何していいかわからない。遊び方がわからなかった」と、心身ともに燃え尽きて虚脱感に襲われた。
そんな状況から抜け出そうと梅棒の活動を始めた。大学1年だった2001年12月のことだ。