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【ノーベル賞授賞式】物理学賞 3人同時ゴール 「挑戦と競争」抜きつ抜かれつ (4/4ページ)

2014.12.11 10:15

サインしたノーベル博物館の喫茶店の椅子を手にする赤崎勇名城大終身教授(右)と天野浩名古屋大教授=2014年12月9日、スウェーデン・首都ストックホルム(共同)

サインしたノーベル博物館の喫茶店の椅子を手にする赤崎勇名城大終身教授(右)と天野浩名古屋大教授=2014年12月9日、スウェーデン・首都ストックホルム(共同)【拡大】

  • リハーサルに向かう中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授=2014年12月10日、スウェーデン・首都ストックホルム(代表撮影・共同)
  • 青色発光ダイオード(LED)の発光の仕組み=2014年10月7日現在。※P型半導体とN型半導体の接合面で電気的にマイナスの電子とプラスの正孔が結合し、電気エネルギーが直接、光エネルギーに変わって発光する
  • 歴代日本人ノーベル賞受賞者(敬称略)=1949年~2014年10月。※南部陽一郎氏は米国籍。2014年の受賞者決定も含む
  • スウェーデン・首都ストックホルム

 消費電力は白熱電球の10%以下。寿命は10万時間と約100倍。省エネで長寿命なエコ照明は、地球温暖化の原因とされる温室効果ガス発生の抑制にもつながる。「LED照明の普及で、2020年までに、原発が担っていた電力の4分の1を賄える」(天野浩教授)との試算もある。

 太陽光発電でも十分に使える光源は「発電所の能力不足で電気の恩恵を受けられない世界15億人以上の人々に光をもたらし、生活の質向上に寄与した」(ノーベル委員会)。2010年頃から国際協力機構(JICA)が始めた太陽光発電と組み合わせたLED照明の普及支援は、20カ国以上、約30件にのぼる。そのうち、約170の島からなる南太平洋のトンガでは、13の離島で家屋、教会、学校など500カ所以上にLED照明がついた。ブータン中南部のチラン県でも、電化から取り残された奥地の約60戸に初めて明かりがともった。

 JICA資源・エネルギーグループの松永啓課長は普及支援について、「途上国の教育、保健の改革とともに生産活動、所得の向上、ひいては貧困層の未来につながる“光”だと思っている」と話した。(SANKEI EXPRESS

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