12月に行われた州漁業狩猟委員会の投票は賛成4、反対1の圧倒的多数でコンテストの禁止を決定。請願を出していたフォックス氏は「不道徳で非難されるべきこうした残虐な狩猟が禁止に追い込まれたことは、カリフォルニアの歴史に新たな1ページを刻む出来事になった」と今回の決定を評価した。
個体数増加の指摘も
ただ、決定内容には大きな欠陥がある。禁止されるのは賞金や賞品を懸けたコンテストだけ。賞が出なければ、ハンターは1年中、無制限にコヨーテを狩ることができる。州漁業狩猟委員会のジャック・ベイリス副委員長も「州は狩猟者に対し、捕獲してよい捕食動物の数をいずれ制限して決める必要がある」と語る。
それでも、今回の決定に牛やニワトリを飼育する牧場主らは猛反発している。米農務省の最新の統計によると、10年のカリフォルニア州での野生動物による牧牛被害は400万ドル(約4億7200万円)以上。襲撃回数が最多なのは「カリフォルニアではそこら中で見かけることができる」(地元狩猟協会幹部)というコヨーテだ。