アウトドアグッズを販売するキーン本社に隣接したフラッグシップストアには、リサイクル品を使用したアイデアが満載。シューズが並んだデスクはボーリングのレーンで、靴の試着用に置かれた椅子はドラム缶を再利用したもの。会計カウンターの頭上にはカラフルな道路標識が並ぶ=2014年10月20日、米オレゴン州ポートランド(緑川真実さん撮影)【拡大】
そんな若者たち「御用達」のアウトドアショップの一つ、「KEEN」が市内中心部に持つ旗艦店は、ボウリング場の床など廃材を使った、おしゃれ感が満載のインテリア。住民に若い世代が多いため、子供用品も豊富にそろう。スタッフのキャリー・ビーヘイさん(28)はペンシルベニア州出身。「もともとKEENのファン。ポートランドに憧れて移ってきたのよ」と話してくれた。
≪風変わりでDIY 希望の街の気風≫
“QUIRKY(風変わり)”で、“DIY(Do It Yourself=自分で作る)”。ポートランドを形容する言葉のひとつだ。移住してきたアントレプレナーたちは、柔軟なアイデアでビジネスを立ち上げ、成功させてきた。これらの言葉には、そんな気風が込められている。
プリント工房のエッグ・プレスは、手作り感満載のグリーティング・カードが人気となり、日本ほか国外にも商品を輸出するまで成長した。インターネット社会で、手紙を書くことは減ったが、クリスマスなどの記念日には、親しい人に手書きのカードを贈りたいという需要が伸びている。