公文エルアイエルサポート部の大作正明さんによると、活字だと、字の大きさや縦横が均等になるが、手書きだと、縦長の文字があれば、横長の文字もある。行の幅に変化が生まれ、手書きならではの美しさが出るという。
パソコンの普及で、手書き文字を目にする機会は減った。だからこそ、手書きのお礼状などをいただくと心に残る。書かれている文字がきれいだと、相手の印象が良くなる。「文字や文章を美しく整えて書く」ということにこだわりを持つのは、日本ならではの文化だという。「文字を読む相手を思いやるという日本独特の文化といえるのではないでしょうか」と大作さん。
掲載紙を取材先に送るときに、一筆添えることが多い。自分の字は相手の方にどんな印象を与えているのだろうか、と考えてしまった。連載は年内で終了予定だが、まずは、コラムを読み返し、年賀状の文字をきれいに書くことから始めたいと思う。(油原聡子/SANKEI EXPRESS)