来年4月に開催される米州首脳会議には、南米諸国の強い要望でキューバが招待されることになっている。オバマ大統領は経済制裁や民主化問題などについて、カストロ議長と直接、この場で意見交換することになりそうだ。(ニューヨーク 黒沢潤/SANKEI EXPRESS)
≪米与野党から批判「影響力小さくなる」≫
オバマ大統領がキューバとの国交正常化交渉を始める方針を示したことに、米議会では野党・共和党だけでなく与党・民主党からも批判が噴出。オバマ氏が表明したキューバへの大使館開設には反発が予想されるほか、議会が設定した対キューバ制裁の解除にも影響を与えそうだ。
共和党のジョン・マケイン(78)、リンジー・グラハム(59)の両上院議員は17日、「独裁者、悪党、敵への融和政策であり、世界での米国の影響力を小さくさせる」と批判した。