降雪の中、仮設住宅の工事現場では作業員が黙々と作業にあたっていた=2014年12月21日、長野県北安曇郡白馬村(三宅真太郎撮影)【拡大】
奇跡と呼ばれる絆
今回の地震では、住民らによる迅速な安全確認や救出活動が行われ、死者をゼロに抑えたことから「白馬の奇跡」と呼ばれ、地域の絆の重要性が再認識された。避難住民の受け入れも、被災地の宿泊施設が進んで引き受けたものだ。
83歳の兄と2人で白馬村内のペンションに避難、仮設住宅に入居予定の白馬村堀之内の勝野良子さん(78)は「夢でうなされて夜中に起きたり、今後の生活を考えて不安になったりするが、避難所で近所の人と話すと安心する。こういう地域の団結力はこれからも大切にしていきたい」と話した。
≪風評被害克服へ 被災地のスキー場応援イベント≫
スキーシーズンが本格的に到来し、地震による風評被害を克服して地元の観光産業を支えようと、長野県は21日、東京・銀座の県総合活動拠点「銀座NAGANO」で、被災地の白馬村、小谷村、大町市で構成する「HAKUBA VALLEY」のスキー場応援イベントを開催した。
長野県旅館ホテル組合会によると、地震発生直後、宿泊施設のキャンセルは白馬、小谷、大町の3市村で254件、県内全体では916件に及んだ。スキー修学旅行でも、京都市の中学校が来年1月5日から予定していた白馬村のスキー場での修学旅行を保護者の懸念で中止したのをはじめ、3校が県内でのスキー修学旅行を中止した。