AP通信やロイター通信によると、容疑者は黒人で、警官2人はアジア系のウェンジアン・リウ氏(32)とヒスパニック系のラファエル・ラモス氏(40)。
米国では白人警官が黒人住民を死亡させる事件がミズーリ州やニューヨーク市などで相次ぎ、警察批判が高まっている。
ニューヨーク市警をめぐっては7月、たばこの違法販売の疑いで白人警官が黒人男性を取り押さえようとした際、内規で禁止された背後からの首絞めとみられる行為で制圧し死亡させたことが批判の的になった。今月3日にはその白人警官が大陪審で不起訴となったことから、制圧時の映像で死亡したエリック・ガーナーさん=当時(43)=がもらした「息ができない」といううめき声を合言葉に、ニューヨークをはじめ全米で3日連続の大規模な抗議デモが発生。首都ワシントンの中心部でも13日に約1万人が参加し、人種偏見や差別の撤廃を訴えるデモ行進が行われたばかりだ。