イスラム国の侵攻で住居を追われ、イラクの街シンジャルからシリア国境付近に逃げてきたヤジディの少女。ヤジディは独自の宗教を持つ少数民族で、これまでクルド人地域に暮らしてきたが、キリスト教徒などとともにイスラム国から異教徒として迫害されている=2014年8月13日、イラク北部(ロイター)【拡大】
西欧化への抵抗というイスラム主義運動の思想を背景に、イスラム国に賛同して世界各地から若者が続々と駆けつける事態が起きており、欧米を中心に社会問題ともなった。シンジャルでは12月に入って、クルド人勢力が山頂部分を奪還。麓の街をめぐる攻防がイスラム国との最前線となっている。
≪テロ温床の懸念≫
シリア北部のラッカで、軍事パレードに参加するイスラム国の兵士たち。イスラム国は、広い意味では、中東の植民地化と西洋化への抵抗として近代に入って生まれた「イスラム主義運動」の一形態だ。
運動の一部が急進化するなかで、2011年の米中枢同時テロを起こしたアルカーイダが世界規模でのジハード(聖戦)を唱導。イスラム国にもその急進思想は受け継がれており、国際テロの温床になるとの懸念は強い。ラッカはイスラム国の事実上の首都とみられており、米軍主導の有志国連合による空爆が断続的に行われている。
≪消えたマレーシア機≫
3月8日、乗客乗員239人を乗せたクアラルンプール発北京行きマレーシア航空機370便が突然、連絡を絶った。国際的な捜索活動が続けられたが、有力な手掛かりは発見されなかった。