ブルージェイズ戦に先発し、11勝目を挙げたヤンキースの黒田博樹投手=2014年9月19日、米ニューヨークのヤンキースタジアム(リョウ薮下撮影)【拡大】
ヤンキース3年目の今季は、1年目の田中将大投手の13勝に次ぐチーム2番目の11勝(9敗)を挙げ、メジャーでは日本選手初の5年連続2桁勝利を記録。エース級の田中、サバシアらが次々と離脱する中、ただ一人開幕から先発ローテーションを守り32試合で199回を投げた。毎シーズンのように200回前後を投げる抜群の安定感が、黒田の持ち味だ。
今季1600万ドル(約19億2000万円)の年俸を払ったヤンキースが再契約をオファーしたほか、パドレスは年俸1800万ドル、08年から4年間在籍したドジャースも年俸1600万ドルプラス出来高払いを提示していたとされる。
黒田は「日本に戻ってプレーすることがあるならば、このチーム(広島)しかない」と言い残してメジャーに移籍。ここ数年は「帰るならバリバリやっているときに帰りたい」とも語り、来季が保証されない1年契約をあえて結び、いつでも古巣に戻れるようにしていた。
マエケンと優勝狙う
球団も背番号「15」を空け、帰りを待ち続けた。交渉に当たった鈴木清明球団本部長は「毎年オファーは出していたけど、来年はより優勝に近づけるチャンス。その思いは伝えた。前田(健太投手)とともに軸となってチームを優勝に導いてもらいたい」と話した。