外交・安全保障政策の司令塔として安倍政権により創設された国家安全保障会議(NSC)が、事務局を担う国家安全保障局(局長・谷内正太郎(やち・しょうたろう)元外務事務次官)を整備してから7日で1年。対ロシア経済制裁などの政策決定の場となり、今年も「安倍外交」を主導することになる。ただ、NSC議事録の作成は義務付けられておらず、透明性の確保はなお課題だ。
議論は毎回活発
NSCの中核メンバーは安倍晋三首相のほか、麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、中谷元(なかたに・げん)・防衛相、菅義偉(すが・よしひで)官房長官。議題次第で他の閣僚も参加する。原則2週に1回で、2013年12月4日の初会合からこれまでに計28回開かれた。
官邸筋は「閣僚同士の議論は毎回活発だ。話し合いが滞ることはない」と指摘する。冒頭に事務方が議題を説明し、閣僚の自由討議を経て首相が議論をまとめる。公表された議題以外にも臨機応変に対応する。