来年7月には、欧州と共同の水星探査計画「ベピコロンボ」の探査機が欧州のロケットで打ち上げられる。JAXAの磁気圏探査機「MMO」は24年に水星に到着し約2年間、磁場や磁気圏を詳しく調べ、水星の内部構造などの解明を目指す。
はやぶさ2が目指す小惑星も各国の重要な探査目標だ。太陽系の歴史や生命の起源に迫る成果が期待できるためだ。米国は来年9月に小惑星探査機を打ち上げる。はやぶさ2の国中均プロジェクトマネージャは「日米は採取した物質の相互提供などで協調する一方、激しい競争関係にもある」と話す。
米は冥王星に
日欧などが力をつけてきた惑星探査だが、総合力で米国の優位は揺らぎそうにない。今年の一大イベントは米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」による史上初の冥王星到着だ。今月15日に観測を開始し、7月中旬に最接近する予定だ。
2月にはNASAの探査機「ドーン」が火星と木星の間にある小惑星帯の最大の天体、準惑星「セレス」に到着。来年7月には木星に探査機が到着するなど大型計画がめじろ押しだ。