かわいらしい羊の置物(IKKOさん提供)【拡大】
今年の干支は「羊」です。「美」という漢字は、羊が大きいと書きますが、羊は、古来神さまへのささげ物でした。大きくて、毛皮も立派で、心も美しい羊だけが、神さまにささげられます。羊は富の象徴でもあります。食べてもおいしいですし、毛皮は服になる。売ればお金にもなります。私たちに美と富をもたらしてくれる存在である「羊」。つまり、今年は「美」が何よりも重要になってくる年だということです。
心を磨き、その危うさ肝に銘じる
「美」は心から始まります。自分の言霊が積み重なって心を作り上げるのだとしたら、いい言葉だけを発して、心を磨いていかなければなりません。ですので、「今年1年こうありたい」という思いを込めて、私は書で「言の葉を重ねてよき年に」という作品を書きました。
心が美しければいい羊に育ちますし、その羊を食べることで周りの人も美しくなります。けれど、その逆もまたしかり。ポジティブではない言葉を発していると、美しい羊ではなくなり、周りにも悪影響を与えてしまいます。いい意味でも悪い意味でも、心の言霊がこの1年のあり方を決めるのですね。よい年も悪い年も、心の使い方次第。その危うさをしっかりと肝に銘じながら、自分の心の使い方を、人に喜んでもらえるような方向へと向けていきたいと思います。