正月休み、実家に帰省した。毎年変わらない、わが家の年越し料理を楽しみながら、母が教えてくれる地元の友人の近況に懐かしく聞き入った。小さな町だ。子供たちが卒業しても、母親同士はいろんなところで顔を合わせてお互いの子供の近況を報告し合う。
自分は大学で地元を離れてしまったため、地元の友人との距離がどんどん広がり、いまではこうして母親から話を聞くだけになってしまった。毎回のことだが、今回はとても寂しい気持ちになった。
というのも里帰りの少し前に同窓会について取材をしていた。シニア世代の同窓会の話題だが、同窓会幹事の代行サービスを行う「同窓会ネット」の担当者は、年代を問わず同窓会がいかに楽しいものか、実例を挙げて教えてくれた。取材の途中、「いいですねえ、私も同窓会したいです」と何度口にしただろう。
シニア世代の同窓会は、ただ集まればいい、というわけではないそうだ。名の知れたホテルを選んだり、食事にもこだわったりし、そこに、昔を懐かしむ演出が登場するという。みんなで校歌を歌うというものや、応援団の演舞などだ。初めての同窓会なら何十年ぶりにみることになる。さぞ、盛り上がることだろう。