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【花緑の「世界はまるで落語」】(33) お得感満載の新春興行へどうぞ! (2/4ページ)

2015.1.10 10:30

夜の浅草演芸ホール。提灯に明りがともった感じが大好きです=東京都台東区浅草(柳家花緑さん提供)

夜の浅草演芸ホール。提灯に明りがともった感じが大好きです=東京都台東区浅草(柳家花緑さん提供)【拡大】

  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ)、鬼〆(おにしめ)、花緑、初花(しょっぱな)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ)、(後列左から)圭花(けいか)、緑太(ろくた)、フラワー、緑君(ろっくん)、花いち(はないち)、まめ緑(まめろく)、花どん(はなどん、提供写真)
  • 【花緑の「世界はまるで落語」】落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく)とその一門。(前列左から)花ん謝(かんしゃ、3人目の弟子)、鬼〆(おにしめ、2人目の弟子)、花緑(師匠)、初花(しょっぱな、最初の弟子)、柳貴家雪之介(やなぎやゆきのすけ、弟子ではなく一門に入門)、(後列左から)圭花(けいか、10人目の弟子)、緑太(ろくた、7人目の弟子)、フラワー(8人目の弟子)、緑君(ろっくん、4人目の弟子)、花いち(はないち、5人目の弟子)、まめ緑(まめろく、6人目の弟子(女性))、花どん(はなどん、9人目の弟子(花緑さんの弟子はこの時点で9人)=2012年7月7日現在
  • 【本の話をしよう】「落語が教えてくれること」(柳家花緑著/講談社、1000円、提供写真)

 初席の浅草演芸ホールなんかすごい! 朝11時から夜9時まで何百人の芸人を日替わりで見ることができる。通常の寄席は1時間に4人の芸人が出てくる。その内訳は、落語家3人の色物さん(漫才、紙切り、太神楽曲芸など)1人。1時間の構成はだいたいそんな感じなんですが、初席は1時間に8人から出てきますからね! いつもの倍! だから面白さも倍! ですからメリットはたくさんの芸人を見る喜び! お正月しか見られませんからね。

 デメリットをあえて言えば、じっくり噺(はなし)を聞きたいとか言われても、それは無理。そういうお客さまには合わない。だって1人の持ち時間が10分もありませんから、おしまいに出てくるトリを取る師匠方だけが、まとまった時間があるんです。でも、その雰囲気が“初笑い”という寄席の空気なんですね。

 伝統芸能ですから、お正月興行は昔と同じ形でやってるんです。でも、私が生まれる前の寄席とかは雰囲気がまた違っていたと思うところに落語家の人数が挙げられます。

 現在、寄席に出演する落語家は私の所属する落語協会と落語芸術協会があり、両協会を合わせて400人くらい落語家がおります。その昔(昭和40年代以前)は、両協会合わせても100人いない時代があったと思います。

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