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【仏紙銃撃テロ】籠城中に同時多発テロ画策 (2/3ページ)

2015.1.11 06:30

首都パリの北東ダマルタンアンゴエルで、週刊紙本社銃撃事件の容疑者兄弟が立てこもった印刷工場の建物から立ち上る煙。仏当局は強行突入で事件の早期幕引きを図った=2015年1月9日、フランス(AP)

首都パリの北東ダマルタンアンゴエルで、週刊紙本社銃撃事件の容疑者兄弟が立てこもった印刷工場の建物から立ち上る煙。仏当局は強行突入で事件の早期幕引きを図った=2015年1月9日、フランス(AP)【拡大】

  • 【仏紙銃撃テロ】週刊紙銃撃事件の容疑者の足取り=2015年1月7~1月9日、フランス
  • 【仏紙銃撃テロ】仏週刊紙銃撃事件などの経過=2015年1月7日~9日、フランス
  • フランス・エヌ県、セーヌエマルヌ県

 一方、AP通信は9日、イエメンの国際テロ組織アルカーイダ系武装組織「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」のメンバーの話として、今回のテロを預言者ムハンマドの名誉が汚されたことへの報復として「(AQAPの)指導部が指示した」と報じた。

 また、フランスのニュース専門テレビBFMTVは9日、射殺された容疑者3人のうち2人と電話で会話したことを明らかにした。3人が当局によって殺害された後に内容を報じた。

 報道によると、9日午前、週刊紙銃撃事件の容疑者兄弟2人が立てこもっていた印刷会社に記者が電話。受けたのは弟のシェリフ容疑者だった。会話は約2分間で、落ち着いた様子でシェリフ容疑者は、2011年にイエメンで米無人機攻撃により殺害されたAQAP幹部、アウラキ師に教えを受け、「任務を委ねられていた」と、組織との関係を語った。さらに「われわれは殺人者ではない。預言者ムハンマドを冒涜する者をあやめても罪にはならない」などと話した。

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