ノイアーが「それをスタンドに見せるのか」と問うと、内田は「勝ったら」と答えたのだという。「勝つさ」と話したノイアーは正確なゴールキックで直接得点をアシスト。勝利後、ためらう内田をスタンド前に連れて行き、ユニホームをまくらせた。来年こそは、心優しき守護神がフィールドプレーヤーを抑えてバロンドールに輝くことを期待しよう。
次点に終わったメッシは09~12年の4年連続受賞者。ロナルドが08、13、14年の受賞だから7年もの長き間、2人でバロンドールを分け合ってきたことになる。今季はブラジルの至宝ネイマールに加え、ウルグアイのエース“かみつき”スアレスもバルサに迎えたが、ルイス・エンリケ監督との確執が噂され、身辺がきな臭い。
早くもチェルシーなどがメッシ獲得に手を挙げているとされ、育成年代から慣れ親しんだバルセロナに別れを告げる日が近づいているのかもしれない。
バルサとアルゼンチン代表以外のユニホームを着たことがないメッシにとって、クラブとの別れは新時代の到来なのか、終わりの始まりなのか。メッシの動向にも目が離せない。(EX編集部/撮影:ロイター、AP/SANKEI EXPRESS)