「曲の間奏一つとっても、『長くない?』とか、歌詞も『意味が分からない』と言われると、いちいちむっとしてたんです(笑)。でも、自分が伝わりやすいと思っていたことが、案外伝わりづらかったのだな、ということを学びました」
愚痴から始まった音楽
そんな宍戸にとって、表現の原点は「『正義は一つではない』という昔からの自分の価値観」だという。「世の中の一般的な評価や生き方になじめず、愚痴や叫びのはけ口として作曲していたのですが、人に聴いてもらえるようになると、いつのまにか聴いてもらう人が心の中に抱いているものを曲や歌詞で言い当てられたらいいな、と思うようになりました」と語った。そのための試行錯誤が今のバンドの表現につながっているという。
「ケセラセラは『なるようになる』という意味ですが、どうにもならない絶望的な時にこそ、それでも何とかなるという希望を持てる、そういう解釈の仕方がいいなと思ってるんです」と教えてくれた。