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【イスラム国殺害脅迫】解放の実績と影響力 トルコに望み (3/4ページ)

2015.1.25 06:00

トルコの首都アンカラの空港で、解放された総領事の娘を抱え上げて祝うダウトオール首相=2014年9月20日(ロイター)

トルコの首都アンカラの空港で、解放された総領事の娘を抱え上げて祝うダウトオール首相=2014年9月20日(ロイター)【拡大】

 イスラム国は勢力を急拡大させていた昨年6月、トルコ人トラック運転手32人と、イラク北部モスルのトルコ領事館の領事ら49人を相次ぎ拘束した。トルコ政府は交渉に乗り出し、運転手らは7月に、領事らは9月にそれぞれ解放された。

 水面下で動き

 トルコのエルドアン大統領は当時、「金銭の支払いはない」「情報機関が救出に当たった」などと説明していたが、その後の報道によれば、トルコは人質解放と引きかえに治安当局が拘束していたイスラム国戦闘員ら180人を釈放したとされている。

 フランスなどは、拘束された自国民を解放するため、トルコの情報機関を経由して身代金を支払ったとの報道もある。

 またトルコは2011年末にイラクを追われたスンニ派の大物、ハシミ元副大統領を保護下に置き、イスラム国に参加するスンニ派部族勢力などとのパイプを持っているとされる。

安易な譲歩は困難

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