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【イスラム国殺害脅迫】「イスラム国」 身代金なぜ取り下げ (2/5ページ)

2015.1.26 09:30

2005年11月10日、サジダ・リシャウィ死刑囚がかかわった爆弾テロ事件が起きたヨルダン・首都アンマンのホテルの結婚式会場を片付ける人々(ロイター)

2005年11月10日、サジダ・リシャウィ死刑囚がかかわった爆弾テロ事件が起きたヨルダン・首都アンマンのホテルの結婚式会場を片付ける人々(ロイター)【拡大】

  • 2005年11月、ヨルダン国営テレビが放映したイラク人女性、サジダ・リシャウィ死刑囚(AP)
  • 【イスラム国殺害脅迫】ネット上のメッセージ=2015年1月24日
  • イスラム国が身代金を求める構図=2015年1月22日現在
  • 【イスラム国殺害脅迫】邦人人質事件の経過=2014年7月28日~2015年1月25日
  • 過激派「イスラム国」とみられるグループが1月20日発表したビデオ声明の全文=2015年
  • イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」=2015年1月25日現在

 リシャウィ死刑囚は、イスラム国の前身である「イラクの聖戦アルカーイダ組織」を率いたザルカウィ容疑者の右腕と呼ばれたサミル・リシャウィ容疑者=04年に米軍の掃討作戦で死亡=の妹としても知られる人物だ。別の兄弟少なくとも2人も、イラクで米軍との戦闘で死亡している。

 リシャウィ死刑囚はイスラム国にとって、組織に多大な貢献をした一族の一人であり、象徴的な意味を持つ女性ジハーディスト(聖戦主義者)だともいえる。この一族は、イスラム国指導者、バグダーディ容疑者の元妻と同じ部族出身との情報もある。

 アラブ流交渉術

 最初の疑問とも関連するもう一つの謎は、なぜイスラム国が金銭要求を取り下げたのかという点だ。

 イスラム国は20日に公開した声明ビデオで、計2億ドル(約235億円)もの身代金を要求していたが、今回のメッセージでは後藤さんに、「彼ら(イスラム国)はもう金を求めていない。だからテロリストの資金源になる心配はないんだ」と訴えさせ、リシャウィ死刑囚との身柄の交換を持ちかけた。

スパイの疑い強め

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