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【逍遥の児】武将茶人 古田織部の最期 (2/2ページ)

2015.1.27 10:40

 織部は武士である。数々の合戦に出陣している。茶道にも関心が深く、千利休の弟子となった。茶の世界を極めた利休は、次第に豊臣秀吉と対立していく。ついには秀吉の怒りを買い、京都を追放された。多くの弟子がはばかる中、織部は船着き場まで見送りに行ったと伝えられる。天下人、秀吉を恐れぬ反骨心がうかがえる。

 展覧会を満喫。帰宅した。京都出身の友人から贈られた自作の皿を取り出す。彼は陶芸が趣味。織部焼を好む。ゆがんだ曲線。鮮やかな緑。妻が握り飯を盛った。つつましい食事に雅趣が生まれるから不思議だ。

 さて、古田織部の晩年。どうなったのだろうか。徳川家康に仕え、天下一の茶人となった。大名たちが争うように教えをこうた。絶頂期。

 大坂の陣。織部は徳川方についた。だが、豊臣方に内通したとの疑いをかけられる。なぜ、謀反を起こそうとしたのか。謎である。家康は切腹を命じた。最期の言葉。「かくなる上は さしたる申し開きはなし」。一切、弁解せず、自刃して果てた。(塩塚保/SANKEI EXPRESS

 ■逍遥 気ままにあちこち歩き回ること。

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