【垣花正のハッピー日記】ニッポン放送ラジオパーソナリティー、垣花正(かきはな・ただし)さん(ニッポン放送提供)【拡大】
ラジオパーソナリティーたるもの、季節感を大切にと、いつも自分に言いきかせながら、要は「○○を食べる日」をいつも探している私。いまさらではありますが1月1日の自分の誕生日にかこつけて、自分へのプレゼント代わりに、一度食べてみたいとあこがれていたステーキをついに食しました。正直に値段を書きます。なんと5800円。ランチにもかかわらず!
店の名は「ウルフギャング・ステーキハウス六本木店」です。細長いレイアウトながら170席はある大きな店内の壁はガラス張り。ガラスの向こうはワインセラー。華やかかつ重厚なインテリア。周りの客が皆、IT企業の役員に見えてくる。つまり雰囲気にのまれてしまっておりましたが、私のオーダーした「リブアイステーキ」の姿を見て、そんな邪念は一瞬で吹き飛びました。
でかい! 野球のグローブか、というほどの肉の塊! ステーキの表面って平らなイメージでしたが、この肉は見事に変化に富んでいました。肉質はやわらかく、骨付きの骨に近い部分と離れたところでは脂のつきかたも味も違うんです。これだけ大きいのに全く食べ飽きることがないことに驚きながら無心でナイフをさばき続けます。ついには骨だけが残る…、いや骨についた肉がまだ食べられそうなのだが、私の拙いナイフさばきでは切り落とせない。いろんな角度からナイフを入れるも無理。勇気を出してギャートルズをやろうか迷うも、すてきなお店の雰囲気がギリギリ踏みとどまらせてくれました。