エンター・シカリは早くからハードコアとトランスなどのクラブミュージックを融合させて成功してきた。先鋭的なアルバムを発表して音楽シーンを先導する楽曲には、メッセージが込められているのも特徴。最新作「ザ・マインドスウィープ」では医療制度や格差社会などを扱ったうえに、ストリングスやブラスの生演奏も加わって、情感豊かなアルバムになった。フロントマンのラウから、まずは地球温暖化の問題を扱った「マイオピア」について説明してもらった。
考える大切さを
「サウンド面が緻密になったのは氷河が溶ける音などを表現したかったから。クジラが歌ったり、ペンギンが話していたり…。もし動物が自分たちの不平不満を言えたとしたらどうだろうと考えて作った。動物の意見を聞くことができたら、僕ら人間は次のステップに行けるんじゃないかと思ったんだ。ジョージ・オーウェルの『動物農場』からとても影響を受けた曲だね」