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ヨルダン標的 有志連合切り崩し狙う 「イスラム国」死刑囚釈放ギリギリの交渉 (1/3ページ)

2015.1.30 00:00

首都アンマンの王宮前では、イスラム国に拘束されているヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉の妻(右)ら家族が涙を流し、救出を訴えた=2015年1月28日、ヨルダン(ロイター)

首都アンマンの王宮前では、イスラム国に拘束されているヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉の妻(右)ら家族が涙を流し、救出を訴えた=2015年1月28日、ヨルダン(ロイター)【拡大】

  • ヨルダン人パイロット、モアズ・カサスベ中尉(AP)
  • 人質をめぐる「イスラム国」との関係=2015年1月26日現在。※後藤健二さんの顔写真は、インターネットに公開された画像から
  • イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の活動地域=2015年1月27日現在

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束されているフリージャーナリスト、後藤健二さん(47)のものとみられる音声のメッセージが29日午前、インターネット上で公開され、ヨルダンに収監されているサジダ・リシャウィ死刑囚をトルコ国境に連れてくるよう要求した。イラク北部モスル時間で29日の日没(日本時間午後11時半すぎ)を期限に設定。応じなければ、拘束しているヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉(26)を殺害すると予告した。イスラム国側は、ヨルダンを標的に絞って揺さぶりをかけ、米国が主導し、ヨルダンなど中東諸国が参加するイスラム国空爆の有志連合の切り崩しを狙っているもようだ。

 「死刑囚をトルコ国境に」

 後藤さんとみられる音声は、英語で「トルコ国境でサジダ・リシャウィを私の命と引き換えに交換する準備ができないならば、ヨルダン人パイロットのモアズ・カサスベは直ちに殺されることになるだろう」などと述べた。具体的な交換場所は示さず、後藤さんをいつどこで解放するかにも言及していない。

後藤健二さんと女死刑囚の1対1の交換を要求

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