≪広がる熱帯 暴風雪もたらした≫
今回の暴風雪をもたらしたのは、ニューヨーク州の東の沖合に存在する巨大な低気圧だという。アメリカ東部には沿うようにメキシコ湾流が流れていて、北極海に至る。メキシコ湾流は日本の黒潮のような温かい流れだ。そのメキシコ湾流に異変が生じたことを指摘する専門家もいる。
メキシコ湾流や黒潮など亜熱帯中緯度にある暖流は、世界の海の平均の2倍くらい速く温度が上がるという観測結果がある。海水温が高いことでこの海域ではいつもより多くの水蒸気が含まれる。そこにメキシコ湾流に沿って低気圧が進んだため、大量の水蒸気を取り込んで低気圧が強く発達したことが原因となった。
地球温暖化にともなって世界的に水温は徐々に上がってきているが、これは熱帯の範囲が少しずつ広がっていることだという。熱や水蒸気の供給が多くなるので低気圧が発達しやすく降水量も増えるという結果になるのだ。(EX編集部/撮影:AP、ロイター/SANKEI EXPRESS)