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「BLUE TOKYO」青森公演(上) 新体操+ダンス 新感覚の舞台 (4/4ページ)

2015.2.2 10:35

「BLUE」は芝居的な要素をふんだんに取り入れた舞台公演。新体操もダンスも一つのツールに過ぎない=2015年1月25日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)

「BLUE」は芝居的な要素をふんだんに取り入れた舞台公演。新体操もダンスも一つのツールに過ぎない=2015年1月25日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)【拡大】

  • 演出の長谷川達也さんは、新体操が「重力に抗って飛ぶ」ということにインスピレーションを得て「BLUE」の脚本を書いたという。これは存在を否定されながら、空高く飛ぶことを覚えた少年が、月へ向かうおとぎ話でもある=2015年1月25日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)
  • 今回「BLUE_TOKYO」のメンバーが演じたのは戸籍を持たない「廃児」と呼ばれる少年たち。親に復讐を誓う者、金を求める者、それぞれの境遇を身体の動きや顔の表情で表現した=2015年1月24日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)
  • 「廃児に市民権を」と書かれたチラシを手にダンスをするシーン。特別ゲストの「DAZZLE」の熱演も見逃せない。中央奧の黒い帽子姿が演出・脚本を担当した長谷川達也さん=2015年1月24日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)
  • 新体操特有のリングやロープなどの道具を使った演技も随所に散りばめられた=2015年1月24日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)
  • 重力がどんどん増して人々が大地に釘付けと鳴るシーン。パターン化した人の配置に、まるで絵を見ているような錯覚にとらわれた=2015年1月24日、青森県青森市堤町の「リンクステーションホール青森」(田中幸美撮影)

 演出にあたってはプロフェッショナルとしての意識が感じられるような舞台にしてほしいと注文されたという。新体操の競技者が舞台のプロになるということは競技者から“表現者”へと変わること。フォーメーションにおける自分の立ち位置を的確に把握し、ミスなく高得点につなげる演技から、物語の中に自らを置き観客に対してその思いを伝える演技への転換でもあったという。長谷川さんは「出演者の技術が高いので予想以上のものができているのでは」と満足そうに話した。

 公演は、EXILEのUSAとTETSUYAをはじめ、メンバーがバックでパフォーマーを務める歌手の浜崎あゆみ、フィギュアスケート関係者などが鑑賞した。TETSUYAは、「ハイセンスでハイクオリティーな演技にただただ魅了されました」とフェイスブック上でコメントした。

 ダンスと新体操のただの融合ではなく、新たな舞台芸術を提示した「BLUE」。たった3回の公演だけで青森の雪に埋もらせてしまうのでなく、再演して多くの人にこの世界観を共有してほしいと切に思う。(田中幸美(さちみ)、写真も/SANKEI EXPRESS

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