上空を自衛隊機が飛ぶ埼玉県所沢市立狭山ケ丘中学校=2015年2月6日(共同)【拡大】
埼玉県所沢市で15日、市立小中学校へのエアコン設置の賛否を問う異例の住民投票が行われる。入間基地(埼玉県入間、狭山両市)の航空自衛隊機の騒音対策として2006年に設置が計画されたが、11年に初当選した藤本正人市長(53)が「快適さを最優先した生き方を転換すべきだ」と中止を決定。保護者らは「授業のために必要で学習権の侵害だ」と猛反発していた。
住民投票に法的な拘束力はないが、市長は5日、広報課を通じて取材に答え、「賛否いずれかが投票資格者総数の3分の1以上になった場合は、結果に従う」と表明した。総数は約28万人。結果は15日夜に判明する見込みで、注目が集まる。
入間基地から約2キロの市立狭山ケ丘中。騒音を防ぐため密閉性が高い窓などが整備された「防音校舎」だが、男子生徒(14)は「夏はとにかく蒸し暑い。窓を開けると騒音で先生の声が聞き取りづらい」と話す。